LAMBERT KABAKO DES BANTOUS DE LA CAPITALE / WALAÏ

コンゴ共和国の首都、ブラザヴィルを代表する楽団といえば、OKジャズ創立メンバーのジャン・セルジュ・エッソウが1959年に結成したレ・バントゥ・ドゥ・ラ・キャピタールでしょうね、やっぱり。そして、その看板歌手を45年の永きに渡ってつとめたのがランバート・カバコでした(bunboniさんによれば1972年から45年の間、つとめたそう。>無断リンク陳謝&感謝!)。しかしながら本盤、享年70歳、ランバート・カバコの初ソロにして遺作となってしまったということで…いかにも残念。聴いてみれば、ブラザのオールドタイマーらしいラテン・マナー横溢の表題曲、カバコのハギレよく颯爽とした歌声に酔うにつけ、その逝去を惜しむ気持ちを抑えられないわけですね。そして、ホーンズ&綺羅びやかなギター・バンド・スタイルによるルンバ熟成期の生音アンサンブルに映える、カバコの歌声とコーラスが醸すメロウな軽快さに酔うにつけ、また一人、20世紀アフリカのポピュラー音楽を担った歌い手の一人が逝ってしまったことを知ることになるわけです。

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