トラッドの名門ウォータソン家の末妹として60年代初頭より歌手活動を行っていたラル・ウォータソンは、ソロとしてたくさんの楽曲を作り、さらに絵画や詩なども多数残したが、1998年にガンのため亡くなってしまいました。本作はそんなラル・ウォータソンの類い希な才能の一端を知れる貴重な資料といえるもので、メインは自宅スタジオで録音した15トラックのデモ・レコーディングを収めたレアな未発表音源。さらに豪華なハードカヴァーの本には生前彼女が書き留めた絵画やイラスト、ポエムなどが数多く掲載されており、彼女のアーティスティックな素顔を知ることができるCDブックとなっています。