LA CANGOLA TRUNCA / SAJRA

バンドネオン奏者サンティアゴ・アリアスらマルチ奏者3人からなるトリオのコンテンポラリーかつ冒険的、興味を唆られずにはいられないフォルクローレ、アルバム二作目。出身地であるアルゼンチン北部近郊のアンデスやボリビアのルーツ・リズムを下敷きに、コンテンポラリー・ジャズの手法での探求や前衛姿勢なインプロヴァイズを展開していくという、やみつき必至の奥深さ。

アルゼンチン北部フフイ州ティルカラから首都ブエノス・アイレスに上京してきた若者たち。セバスティアン・カストロ(g)とのインスト・デュオ作を発表しているサンティアゴ・アリアス(bdn)、音楽の名門国立ラ・プラタ大学を出ているウーゴ・マルドナード・バロス(g,b,per.他)、米国のジェフ・バーリン(b)のバックをここにゲスト参加するキンティーノ・シナッリ(drs)と共に務めたり、ダマシアの1stでも川沿い音楽の瑞々しさの一環を担うマリアノ・アグストーニ(p)。ですから、この作品には国境を近くにするボリビアやアンデス山脈のルーツが散りばめてあるといいます。”Selección de Wuayños”、”Clavelito”、”Moseñada”、”Selección de Chovenas”など民間伝承曲を題材にしたものや、サルタ出身の伝説の音楽家・詩人ペペ・ヌニェスの”La Noche de Los Chayueros”や”Letanía por Juana”(こちらはフアン・ファルーとの共作)、これらをエルメートやジスモンチ、パット・メセニーを敬愛する3人が、コンテンポラリー・ジャズの手法で新たに解釈。epに置き換えられたアンサンブルや、サンティアゴ・アリアスがプレイするasの音色、”Uncas”のような自作曲ではインプロヴィゼーションを交えた斬新な音模様をも描き出します。”Tonada del Diablero”など、うたもの曲でブルーノ・モギレフスキーprod.でアルバムを発表しているナディア・スサチニウクとマラ・スサチニウク、大御所フアン・ファルーとのデュオ・コンサートにも起用されたナディア・ラルチェール、またはパブロ・ファラット(vln)がゲスト参加。(サプライヤーインフォより)

go top