☆堺家小利貴丸 feat. KOBUSHI POWA CONNECTION,
KAWACHIONDO MEETS REGAGE MUZUIK
オオッ!久々、出ましたねえ。ナイスな河内音頭CD!夏に間に合わなかったのが残念ですが、ま、結局、秋だって冬だって音頭ですよ、人生は!(って、よくわかりませんが…)ま、それはともかく、ご試聴してただけないのが残念!実に決まってますよ、その TRACK 1 “大阪人情町歩き” 7.41 min. ミディアムアップな河内生音レゲエ伴奏 by SAKAIYA RIDDIM SECTION !! 〜とは言うものの伴奏陣、どこの誰だかわかりませんが…。そも、カーキン音頭の昔から音頭とレゲエの相性は抜群、ほかにも成功した例は幾らもあるでしょう。そんな系譜にまた一枚、ナイスなCDが登場とあいなったワケです(近年当店のベストセラーだった>初音家賢次 “旅立て俊徳丸” ミックスや、江州音頭>月乃家小菊, 井筒家小石丸 “踊れ大阪総おどり” にしても、やっぱり、どこか“レゲエ入り”でしたよね…)。
で、この “大阪人情町歩き”、その軽快な音頭の節まわしを盛り立てるようなレゲエ生音演奏、細部に工夫が効いてます。音頭太鼓ビートに溶け合うように、ドラムスはややオフビート中心に刻んでいるし、闊達な三味線と河内ギターのツインリードをフォローするダブがかったレゲエギターのカッティングがまたツボを得ています。あるいは、その達者なコブシまわしに、ごくごく薄くヴォコーダーがかかっているのもホド良く新しい(もしかして、音頭シーン初のロボ声?)。
が、2曲目、track 2 のオーソドックスな音頭 “河内十人斬り” 20.50 min.〜これがまたイイんですねえ!一気に聞かせますよ。堺家小利貴丸、なかなかの実力者と見ました。で、この人、その名の通り、堺家利貴丸の息子さんだそうですから、サラブレット(1988年生まれ)、三歳で太鼓を叩き初舞台を踏み、その後、素人名人会に出演し名人賞を。かくあって音頭取りとなり、夏ともなればいろんな櫓で音頭を取り続けている若手ということになりますが(すみだ錦糸町にも3回、確か、もっとお太りだったかと…、確かに以前は110キロ越え、が、今年の夏までに45キロの減量に成功したそう!というようなことはともかく)、なるほどこの “河内十人斬り” を聴けば、今後の音頭を引っ張って行く期待の若手と納得されようというものです(今年27歳!)。
加えて、track 3 “Osaka Walk Dub” は track 1 “大阪人情町歩き” のダブになっています。
というわけで、こちら KORIKIMARU & SAKAIYA RIDDIM SECTION 河内音頭ファンならずとも、ワールド系マニアなら見逃せない1枚かと。強くオススメ致します。通天閣も太陽の塔も大阪城も配された、ベタなジャケットもOKOK!
☆本CDをプロデュースされた kubotin さんよりご連絡ありました。上記CD紹介において、“伴奏陣、どこの誰だかわかりません” とありますが(失礼しました!)、以下、SAKAIYA RIDDIM SECTION (& KOBUSHI POWA CONNECTION)のメンバーをお知らせいただいた次第です(感謝!)。
Drum →yukky (homegrown band)
Bass →konken (kobushi studio )
Lead G. →katu kitamura (左海会)
Riddim .G →kubotin (左海会 ex kawachi rockers .ex magic animal s )
三味線→司家たかじ(つかさ会)
和太鼓→ファミリーひろむ (ファミリー)
Key →mayumi (ska9)
▽参考