「現代の北インド古典声楽でもっとも神秘的な女性歌手と言えば、キショーリ・アモンカル。こちらは90年代初頭デリーでのコンサート録音。涼やかな夜のラーガ・ブパーリーの旋律を、自由に、自在に、伸び伸びと歌い上げるまさに名盤中の名盤!トラック1が1曲のうちの前半部分、トラック2が後半で、タラナと呼ばれる形式の歌である。トラック3はコンサートでメインディッシュの後に歌われるデザートのようなショート・アイテムで、ミーラーバーイー(15世紀インドの宗教歌人)のクリシュナ讃歌を歌っている。
動画はどちらもトラック1の部分で、ラーガ・ブパーリーのアーラープからヴィランビット・ティーンタール(遅いテンポの16拍子)。」(以上〜寺原太郎さんの愛聴盤ということで、紹介文をいただいてしまいました!)