RAI&B以降のライはヒップホップ〜ダンスホール&ロボ声ばかりで聞く気がしない……というウルサ型の貴兄にお勧めしたいライの新作2種が仏MLPからリリースされました。まずこちらはライのモロッコ出身のポップ・ライ・シンガー、キリスのヨーロッパデビュー盤。昨年亡くなったイギリス人ギタリスト、ミッキー・フィン(Tレックスとは無関係)と、ハレドの片腕的なキーボーディスト、ムスタファ・カダが参加し、サウンド的にはハレドやマミの90年代のワールドワイド向け作品のようなバンド演奏R&Bが中心。伝統的なライの特徴だった「ストトト」リズムの曲も収録されています。そんなバックに、キリスがライらしい哀愁のメロディーを伸びやかな声で歌い上げています。まだ若いのにスキンヘッド&本官(眉毛が繋がってる)眉。これはいったいどういうふうに受け取れば良いのでしょうか? RAI&Bからはや10年、あらたなライの息吹を感じます。
△参考▽
曲目表:
1. MAMAMIA
2. REB EL AATY
3. SARAHA
4. GOOLLY
5. KARAHTINY
6. C’EST LA VIE
7. MAA LYEM
8. GH’ZALY
9. BARKANY
10. WAKWAK
11. AYNIA