この地味なジャケットがすべてを物語っていますね、カテリーナ・スコルダラキ、歳はわかりませんが、クレタのイクラリオン生まれで、現在はアテネで歌っているそうです。本作1998年のレベーティカ・アルバムと同レーベルから、もう1枚、客演曲やシングル曲を集めた編集盤、そして、おそらくは80年代に島唄を歌ったカセット・アルバムが1枚、そして、2017年にインディー制作でライカ〜レベーティカ系のCDが出ているようですが、コレがなかなか入手困難。というわけで、長いキャリアのわりには決して名の知れた歌い手とは言えないでしょうね、でも、本作を聞けばわかります。いい歌声です。声域も広く、つややかで、伸びもある。ナイトクラブで歌ったら映えるでしょうね、きっと。で、実際、毎晩どこかで歌っているんじゃないかと思います。そして、この人は歌い続けるでしょうね、これからも、ずっと、どこか街角の小さなカフェやクラブやタベルナで…。調べてみれば、祖父は作曲家でありリラ弾き、父と兄は作詞家でリラ弾きという、生粋の音楽一家の生まれだそうです。
1 Χτύπαμε Μοίρα Χτύπαμε
2 Ντερβισάκι
3 Αναστενάζω Και Πονώ
4 Τζιβαέρι
5 Όταν Θα Πω Το Αχ
6 Η Βασίλισσά Μου Θα ‘σαι
7 Τα Μαλιά Μου Γίναν Γκρίζα
8 Ποια Χέρια
9 Κόνιαλης
10 Πώς Άργησες
11 Αγκαζέ Νάχω Βαπόρι
12 Του Ναυτικού Η Μάνα
13 Πονεμένη Καρδιά
14 Μυσιρλού