KAMEL EL HARRACHI / GHANA FENOU


kamal-el-harrachiマーンの息子、カマル・エル・ハラシの09年作フランス・リリース盤~やっと入荷しました!1973年アルジェ旧市街のカスバ生まれ、90年代半ば頃、アルジェを離れパリで歌うようになり、アルジェリア盤でファースト・アルバムをリリース(96年/入手困難)、そして久々にこの待望の09年フランス・デビュー盤が登場したというわけです。お爺さんもアザーンの歌い手だったといいますから、親子三代に継がれた歌心、さすがにイイものを持ってますねえ…。で、内容ですが、顔半分づつ父と並ぶジャケット通り、あの名曲「ヤ・ヤラー」をはじめ、父のレパートリーをオーソドックスかつノスタルジックなアルジェリアン・シャアビ・スタイルで聞かせるトリビュート・アルバムとなっています!ギター、バンジョー、ヴァイオリン、チェロ、タール、ダルブッカといったお馴染みのシャアビ系アンサンブルを従えて、マンドーラ弾き語り(アラビア語中心)を聞かせます!なるほど、若き日のダフマーンかくありき、という雰囲気で、声や節まわしもそっくりですが、どこかカビール的なインテリジェンス(イディール以降の特性?)、のようなものも感じさせます。少しばかり知性薫る、若々しいダフマーンという感じでしょうか!?

再入荷しました!というか、再プッシュしましょう!以前聴いた時にはそれほど感じなかったのですが、これは父ダフマーンとは別物だったんですね。結局、親の七光り的部分もあるかと、じっくり聴き込んでいませんでしたが、最近、たまたま聴いていたら、これは、もしかしたら、カヴァーではあってもダフマーンとは違うんじゃないかと聞こえて来たしだい。ほぼ、全ての曲をミディアムアップで統一、父親似の声質なれど、歌い口は軽快で、今日的にアップデートされたシャアビかも知れません。古いスタイルを新しい感覚で歌った名盤、と再認識しました。


▼参考〜

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