J.A.K.A.M. / COUNTERPOINT EP.5

artworks-000116084330-9dekjb-t500x500『COUNTERPOINT』シリーズもいよいよ第五弾。アフリカ大陸の奥地、エジプトとスーダンに跨がるエリアに住むヌビア人の音楽にはどこか日本の民謡を思わせる雰囲気があるが、SIDE Xの「Nile」ではそのヌビアの人々の歌声とトルコのバーラマ、イスラム圏の広いエリアで演奏されるラバーブという2種類の弦楽器がディープなハーモニーを奏でる。また、アフガン・ルバーブとアラブの伝統撥弦楽器であるカーヌーンが響き合うSIDE X「Sufi」は、アラブ音楽の奥深さを伝えてくれることだろう。
90年代のワールドミュージック的エキゾチシズムを乗り越え、2010年代のダンス・フロアでどのようなアラビック・グルーヴを鳴り響かせることができるのか。この2曲はそうした問いかけに対するJ.A.K.A.M.の回答でもある。知的好奇心と音楽的感性を存分に刺激しながらも、何よりもダンス・フロアの欲求を満たすためには必要不可欠な低音とグルーヴがこれまで以上に研ぎ澄まされているのが素晴らしい。ぜひ力のあるサウンドシステムでガッツリ鳴らしていただきたい。大石始(ライター/エディター)

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JJUZU a.k.a. MOOCHY の別名義“ J.A.K.A.M. ”の連続リリース、第五弾が登場!
2015 年 1 月から始まった、毎月 11 日に発売される怒涛のシングル連続リリース第五弾が 5 月 11 日にリリース!
SIDE X の“ Nile ”は、イントロにクルドの弦楽器であるバーラマを引用した、どこか乾いた果てしない地平を感じさせるメロディと、エジプトの原住民ともいえるヌビア人の体温を感じさせるヴォーカルが印象的な、土っぽさと祝祭感ある大きなグルーヴを持ったオーガニック・ダンスチューン!
J.A.K.A.M. 自身が各国で自らレコーディングをしてきた様々な楽器やヴォーカルと、デジタルで作られたトラックとが融合し、絶妙な一体感のある聴きどころ満載の思わず手を挙げて踊りたくなる楽曲です。
前述したクルドのバーラマを始め、エジプトの弦楽器・ラバーバや、モロッコの熱く煮えたぎる音楽・グナワで使われるゲンブリの地を這うベースのような低音とどこまでも気分を高揚させるカルカベの小刻みに続く高音リズムに、アフリカから中東まで幅広く使われるパーカッション・ダフが絡み合い、分厚いグルーヴ感を作り出しています。
こちらの MIX は JUZU a.k.a. MOOCHY 本人が担当。
タイトルである“Nile”の通り、ナイル川での体験から受けたインスパイアと、この”COUNTERPOINT“シリーズのひとつのテーマでもある”古代文明“から、人類の起源のひとつである”Nile“というキーワードに対してJ.A.K.A.M.自身の想像力を以て作られたオマージュ的な作品になっています。
SIDE Y の“ Sufi ”では シタールの原型で琴のような音色を持つアフガニスタンの弦楽器・アフガンルバーブと声をJ.A.K.A.M.のレーベルCROSSPOINTからも作品がリリースされている、トルコ/イスタンブールで活躍するイスラム神秘主義スーフィーのバンドYAKAZA ENSEMBLEのメンバーErayが演奏し、アラブ音楽からアジアまで伝統的に使われる弦楽器・カヌーンの妖しい艶めきを発するようなメロディと絡み合うDOPEなテクノ的ダンスチューン!
タイトルの Sufi (スーフィー)とは、イスラーム神秘主義(スーフィズム)の修行者で、神との一体化を求めて修行する者の事ですが、闇の中にこそ光を見出すような漆黒の重低音が存分に響く、ぜひともフロアーで爆音で聴いていただきたい陶酔感と爆発力のある楽曲です。
こちらの MIX は NY 在住の日本人、 Masters At Work 等で有名な Little “ Louie Vega の専属エンジニアである Yas Inoueが担当。 流石の世界クオリティーなMIXに仕上がっています。
アラブ、中東の要素が強い 2 トラックですが、あらゆる音楽を通過してきたDJだからこそ作り出せる、全く新しい響きのダンスミュージック!
J.A.K.A.M. の音への深い探究は、まだまだディープに続きます。(メーカー資料から)

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