全11曲のうちハム・スィーウォンが冒頭から4曲続き、イエン・シチュルが2曲、イン・サリンが2曲、そしてメン・ケオピチタが3曲という具合に、後半で曲ごとに男女歌手が入れ替わるプレーンカー系POP歌謡競演アルバムとなっています。ハム・スィーウォンとイエン・シチュルが素晴らしいことはもうご存じの通り、が、3曲収録の女性歌手、メン・ケオピチタの麗しい歌声にまたびっくり。ハムよりも少し愁いがあって、より淡いメリスマ使いを聞かせ、実にこの人もまた魅力的な女性歌手です(もちろん今も現役らしく、近年のTV映像をネット上で観ることができます)。そして男性歌手のイン・サリン、こちらはイエン・シチュルよりも土臭い?こねくりまわすようなコブシ使いが、それはそれでまたカンボジアの歌が何たるかを教えてくれるヴェテラン民謡派でしょう、こちらもOK!バッキングは >VOL.55 と >VOL.130の中間とでも言いますか、トラッドな香り匂いたつイイ湯加減で、ゆったりと浸かっていたい得難い演奏になっていることも得点高し!
*なお、こちら簡易ケース入りペラ紙ジャケ状態でお売りしています。
申し訳ないのですが、よろしく、どうぞ。