1997 年ユーロピアンWORLD チャート1位になった “C’EST LA VIE”から9年、アンリ・ディコンゲの5枚目のアルバム。「ディアスポラ」(離散移民)のタイトルが示すように、今日的なメッセージ〜欧州に押し寄せる難民問題を危機的に論ずる風潮に対して、離散移民たちは民族の文化財産を忘れず 辿り着いた地にそれを還す人々と歌っている。表題曲(3曲目)は、妻ローランス・ディコンゲ作朗読のスラム入り。(エクスポーター資料から)
カメルーン出身のアンリ・ディコンゲはリチャード・ボナの先輩にしてや、ロクア・カンザの先輩格でした。アフロ・アコースティック・ポップの先駆者として~95年から04年にかけて4枚のアルバムを発表、ボナやシャルロット・ディパンダなどアフロ・フォーキーなカメルーン系ディアスポラな後輩たちに多大な影響を与えました。
アフリカ出身、パリで活躍するSSWが欧州での生活をテーマに歌うことには、それなりの理由が….そう思って聴いていると、もうひとつのアフリカが見てくる?かも知れないですねえ…
1.DJOM (LES RUMEURS) / 2. DELEMBETE (L’ARROSEUR ARROSE) / 3. DIASPORA (with slam) / 4.BEKUSEDI / 5. SOUFFRIR D’AMOUR / 6. SEUL / 7. KABA NGONDO / 8. ARTISTE / 9. TO NA TE NDE MISEA / 10. MULATAKO (L’UNION FAT LA FOR