メキシコ・シチュの伝統を新録で!
メキシコはグアナフアト州の東部シエダ・ゴルダ山脈にある地域シチュを代表する音楽家ギリェルモ・ベラスケス率いるグループの最新作が、スミソニアン・フォークウェイズから登場。ウアパンゴ・アリベーニョと呼ばれるこの地の伝統音楽は吟遊詩人や詩と深い関係にあり、ギリェルモも詩人としての高い評価を得ながら活躍してきました。メッセージ性、物語性の強い語りを挟みながら、様々なソンのスタイルを交えて繰り広げられる楽曲は、全曲5分以上あり、さらに1曲は20分の長い時間を使って物語を紡ぎます。2台のヴァイオリン、ハラナ(小型ギター)、ギターラ・キンタ・ウアパンゲラ(大型のギター)の4つの楽器の演奏はとてもグルーヴィで聞き飽きません。フォークウェイズならではの40ページの分厚いブックレットで、シチュの伝統文化についての資料性も高いです。