フィーリン・ムーヴメントにも深く関わり、ホセ・アントニオ・メンデスと同時期にメキシコに活動の場を求め渡った朋友、エル・グラン・フェジョーベ。エル・スール・レコードやバンピ・ソウルが、初期録音を中心に復刻し、広く注目されるようになりました。スキャットを多用した歌い口と、ファンキーなキャラクターが、キューバ音楽~ラテン音楽では異彩を放っています。本復刻盤は、たぶん1960年代半ば頃にMUSARTやVICTORなどに録音したシングル盤を集めたものではないかと思われます。どれも激レアということになります。時代を反映してか、レイ・バレートで有名なワトゥーシ(WATUSSI)やトゥイストのリズムを取り入れた曲、キューバ本国のニュー・リズム・ムーヴメントに刺激を受けたような曲等々、その巨大な胃袋に時代の流行を取り込み、ファンキーさでまとめ上げたような曲ばかり11曲が並んでいます。シングル盤ということもあり(?)、アルバム収録時以上に、はっちゃけたパフォーマンスを聞かせてくれています。エル・スール盤、バンピ・ソウル盤、UNIKO RECORDS盤どれともダブリはありません。
盤起こし?と思われますが、ノイズもほぼ聞かれず、音質も解像度よく仕上げています。紙スリーブ・ジャケに、レコードに模した黒色CDが封入されています。(サプライヤーインフォより)
オオ!コレはレアー!幻のメキシコ MUSART 盤LP(1964)??たぶん…そー思いますが、はたして??…チャランガ系とマンボ系のバックが交互に入れ替わってますが、これは同じLPの収録曲と観ました(ラテン系LPとしては11曲収録なんて、ちょっと半端ですが、この VINTAGE MUSIC、これまでにも12曲入りLPを11曲で復刻CD化という余罪あり??)。バックもロボyメロンじゃないかと。後々、メロンはジョニー・パチェーコとチャランガ系アルバムもありますから、やってできないことはないんじゃないかと…。ま、推察でしかありません。はっきりしたことは全然言えませんが、でも、なにはさておき、嬉しいじゃないですか、知られざるフェジョーべの音源なんて!
01 Watussi /Songwriter: Ray Barreto
02 Calypso / Songwriter: Sergio Guerrero
03 Despierta Emilia / Songwriter: Jorge Zamora
04 Mueve la Cintura / Songwriter: Alex Sosa
05 Sagcuiri / Songwriter: El Gran Fellove
06 Cha Cha Güere / Songwriter: Silvestre Méndez
07 La Media Naranja / Songwriter: Alberto Caise
08 Dame Cariñito / Songwriter: Alejandro Sosa
09 Aprende Conmigo el Twist / Songwriter: El Gran Fellove
10 Ritmo Sabroso / Songwriter: Ramírez Barreto
11 Perfume de Rosa / Songwriter: Traditional