何だか、顔もそっくりだし、字面を見ても同じような名前の男ふたり、ガスパール・クラウス(cello)とカスパー・クラウセン(vo) この二人の出会うべくして出会った運命が綴られた CDの解説文が伝奇小説並の面白さ。
ドイツとデンマークの両家、カスパーとガスパールのそれぞれの祖父が 1954年の年頭、互いに見知らぬ者同士、リスボンの同じ場所に居合わせ、それぞれ名状しがたい強いエモーションに襲われていた、そのことを、おのおのが日記に書き残しているという事実。
1982年冬にカスパーはデンマークで生れ、1983年夏にガスパールはフランスで生まれている。今となっては、この二人がそれと知らず、過去に何度も同じ場所でスレ違っていたことを互いに確認しているが、実際の初対面は 2014年、共通の友人である映像作家、ヴィンセント・ムーンを通じてのことだった。
それは、ヴィンセント・ムーンが予言的な夢を見たことに端を発するという。
それぞれハーフ・ムーンを携えた二人の男が道を進んで行く。その2つの道が交わったところで道は途切れて、そこに、ひとりの男が現れるというもの。
その町がリスボンであるという確信をムーンが持った時、ガスパールとカスパーは同時に、それは互いの祖父のことだと、突然の啓示を得たという。
その後、二人は2015年2月、リスボンに赴き、4日間でこのアルバムを生み出した。
〜エクスポーター・インフォより
1 1st Meeting 2:31
2 Little Girl 5:03
3 2nd Meeting 4:44
4 Lisboa 2:52
5 3rd Meeting 2:50
6 The Machine 5:40
7 4th Meeting 7:45
8 Channel 3:29
9 Threesomeness 6:56
Casper Clausen – Vocals
Gaspar Claus – Cellos
David Chalmin – Mix
Harris Newman – Master
Nicola Delorme – Picture
Borja Flames – Artwork
*非シールド新品です。