FERMIN MUGURUZA & CHALART58 / BLACK IS BELTZA ASM SESSIONS

バスク・ロックの巨人で、マヌ・チャオ以降の欧州混血ロックのシーンでも、そのマヌと同等の影響力をもつフェルミン・ムグルサの2016年作。ロック、パンク、レゲエ、ファンクの本来の反逆性と、バスクを始めとする世界各地のローカルミュージックを取り入れたサウンドは、ワールド・ミュージックの文脈でも高く評価されています。
国内プレスもリリースされた、「アズマティック・ライオン・サウンド・システマ」(2009)のあとも精力的に活動し、パレスチナ問題に取り組んだサントラ、「チェック・ポイント・ロック」に、前作はニューオリンズのサウンドを取り入れた作品などリリースしてきました。近年、活動家としての側面が強く、一時期は引退との噂も流れてましたがまた音楽シーンに帰ってきました!

今作は、バルセロナのCHALART58との共同名義でのリリース。
タイトルにある、”BELTZA”というのはバスク語で黒という意味で、そこからブラック・ミュージックだったり、レベル(反抗)的なニュアンスが込められているようです。
サウンド面は本来のパンク、ファンク、レゲエを基調とした、フェルミンの音世界の王道に、バルセロナや全国各地から猛者たちが参加しています。タイトルづけられているように、仲間たちとの”セッション”で、良い意味でリラックスした雰囲気が伝わるシンプルな35分、ベテランの貫禄の熱さです。
ゲストはアンパロ・サンチェス、ジョアン・ガリーガ、ラジオベンバのマジッド、ヤシーン他、シーンの錚々たるメンバーが揃っています。日本からはTex & Sunflower Seedも参加、こちらも話題になりそうですね。又、音では参加してませんが、マヌ・チャオが裏ジャケットにも写っていて録音現場にかけつけたようです。(サプライヤーインフォより)

1. Baldintzabikoa featuring – Fermin Muguruza, Jule Goikoetxea, Paul Thibodeaux
2. Black Is… Black featuring – Sr. Wilson
3. Barcelona, Ciutat Refugi featuring – Ashlin Parker, Chrishira Perrier, Fermin Muguruza, Vic Navarrete
4. Black Is Negra featuring – Aneguria, Bocadebara, La Basu, Maysa Daw
5. La Negra Flor En Rambla Santa Monica featuring – Fermin Muguruza, Matah, Tekkannow, Yu-Ko (Tex & Sunflower Seed)
6. La Conexio Algeriana featuring – Amel Zen, Joan Garriga, Madjid Fahem, Yacine Belahcene*
7. Pantera Beltza featuring – Fermin Muguruza, Jule Goikoetxea, Matah
8. Romper Los Muros featuring – Amparo Sánchez, Jonathan Freilich, Willy Fuego
9. Black Is… Beltza, Ya Se Encendió La Mecha featuring – Green Valley
10. Atlantico Beltza featuring – Dreadsquad, Fermin Muguruza, Skarra Mucci

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