未だハイティーン時代に、ハレド、ラシッド・タハと共に“アン・ドゥ・トロワ・ソレイユ”という合同コンサートに出演、その名を知らしめた男性歌手フォーデル~アルジェリア移民二世としてフランスに生まれ、幼いころよりライをはじめとするアルジェリア音楽を歌うようになった彼は“ライの王子様”というニックネイムの下、アイドル的な人気を博しました。そんな彼がデビュー13年目にしてリリースしたこのアルバムで、ライやシャアビからマグレブの伝統歌謡、さらにはエジプトのポップまで、彼の音楽的ルーツとなった様々な曲をカヴァー、来し方を振り返るような力作となりました!マミ不在の中、ハイトーンなロマンティック・メリスマはこのフォーデルにお任せ、という感じでしょうか?