マリはワスルのファトゥマタ・ジャワラ５年ぶりの新作〜デイモン・アルバーンとの共同制作ということで、一緒に歌っている曲もあるし、ともに曲作りもしていて、そうと知らずにオーダーしてしまったので、届いたCDを前に、少しばかり引いたりもしていました。加えて、マリはワスル音楽に特化した作品ということでもないようだし…、けれども、ナイジェリアのイェミ・アラデ姉さんと歌っている曲は結構ワスルっぽいし、初対面効果というものもあるでしょう、盛り上がる曲ですねえ。或いは、キューバのロベルト・フォンセカがピアノで参加した曲も、フォンセカらしいセッション巧者ぶりもあって、ブルージーな曲想をワスルにつなげていて悪くない。ほかアフロソウルやロック系８ビート、ややアシッドなフォーキー曲にしても、最終的には、ワスルっぽい歌に収斂して行く感じ？〜いろいろヴァラエティに富んではいるけれど、その歌声は磐石、流石ですよー！聞いているうちに、デイモン・アルバーンも気にならなくなって、結局、ファトゥマタ・ジャワラ、様々な意匠や工夫を越えたところで、やっぱりイイ歌手だよなあと、改めて納得した次第。ま、「＞前作があまりにも良かったので…」という言葉もありました。その気持、よーくわかりますが…、本作もまた、聴き応え充分であることは間違いありません！

1.Nsera 3:05 Feat. Damon Albarn
2 Somaw 3:24 Feat. Angie Stone
3.Sete 3:18
4.Seguen 3:47
5.Massa Den 3:47 Feat. -M-
6.Mogokan 3:12
7.Blues 2:43 Feat.Roberto Fonseca
8.Moussoya 4:06
9.Netara 2:51
10.Yada 3:03
11.Tolon 3:56 & Yemi Alade
12.Dambe 3:53
13.Dakan 3:38
14.Maya 2:57