★エンミ・クヤンパー/ナニ
フィン・カレリア民謡×ブルガリアン・ヴォイスによる美しくも鮮烈な超人気盤!
フィンランドの首都ヘルシンキを拠点に活動しているフォーク・シンガー/カンテレ奏者/作曲家のエンミ・クヤンパー(1980- )は、フィンランド南東部フィン・カレリア地方の民謡と、バルカン民謡をスペシャリティとした音楽家/教育者として知られている。そんな彼女がブルガリア国立放送合唱団の新世代版として設立された最年少女声楽合唱団〈ヴォーカル・アカデミー〉他をゲストに迎え、2020年にリリースしたのが本作だ。涼しくも煌びやかなカンテレの響きと、あどけなくも鮮烈なブルガリアン・ポリフォニー・コーラスを融合させた世にも美しいサウンドにのせて歌われるのは、乙女ミレンカ、古代の女神ナニの物語を通じて炙り出される女性の性(さが)だ。性暴力や育児放棄、隠された痛みや喜びを、不協和音や叫び、呪術的なコーラスとして楽曲中に織り込みつつ、少女から老女に至るまでの女性の宿命を見事にサウンド化している。(メーカーインフォより)●日本語解説/帯付
1. Ogrejalo slantse – Vuota vuota
2. Nani – A Cry for Mother Goddess
3. Nani
4. Celestia
5. Milenkalle – A Song for Milenka
6. Milenka
7. Kuutar – The Goddess of the Moon
8. Sirkus Savonia
9. Laulajan loitsu – Singer’s Spell
10. Valkean yon joiku – Yoik of a White Night