★エルフィ・スカエシ/コク・マラ~ガディス・ジャラナン
インドネシアが生んだダンス歌謡音楽ダンドゥットは、大都市ジャカルタを中心に70年代より大きな人気を博すようになり、今や同国を代表する大衆音楽へと成長した。そのシーンを、男性歌手ロマ・イラマと共に牽引した偉大な女性歌手が、エルフィ・スカエシだった。
本作はそのエルフィがロマとのコンビを解消し、ソロで活躍をみせるようになったプルナマ・レコード時代(76年~84年)に残したカセット・アルバム2作を2イン1した復刻シリーズのひとつで、『コク・マラ~ガディス・ジャラナン』は70年代後半に発表され、これまで未CD化だった2作をカップリングした作品だ。ダンドゥットがもっとも盛り上がりを見せた時代のサウンドを、高音質で楽しむことができる。(メーカーインフォより)
1. なぜ怒るの
2. ああ
3. ダーリン、私を信じて
4. 戻らない
5. なぜ
6. 年末の愛の霧
7. その気はないの
8. 誰がいったの
9. 家なき少女
10. 消失
11. ワルン・トゥガル
12. わたしのフィーリング
13. ダン・ダン・ドゥット
14. 愛の記憶
15. いたずらっ子
16. 無視しないで
17. 再び花開く
18. 松の木
19. 憧れ
〜以下シリーズ共通メーカーインフォより
ロマ・イラマに続いてエルフィの全盛期録音も復刻開始!
アジア最高の女性歌手が70年代に残した素晴らしき歌声の数々!
インドネシアが生んだダンス歌謡音楽ダンドゥットは1970年代から首都ジャカルタを中心に人気を集め、現在ではインドネシアやマレイシアを代表するポピュラー音楽となりましたが、その中心にいたのがこのエルフィ・スカエシ。
黄金期の彼女はインドネシアのみならず世界中から喝采を浴びるほどの最高の歌手でした。また90年代には久保田麻琴プロデュースによる日本制作盤もリリースされるなど、当時のワールド・ミュージック・ブームにも乗ってここ日本でも大変な人気を呼びました。
そんなエルフィが“ダンドゥットの王様”ロマ・イラマとのコンビを解消し、ソロとして大いに活躍を見せるようになった70年代中盤から84年頃まで所属していたレコード会社プルナマからは、おびただしい数のカセット・アルバムがリリースされていましたが、このたびCD復刻されることになりました!
その第一弾として登場したのが、今回の3タイトル。何れも70年代の中盤〜後半にリリースされた作品を2on1にしたものですが、その正確な発売年などは不明。ただ、この時期エルフィは録音のストックを百単位で持っていて、それをプルナマが順次発売していたようなので、実際の録音の時期はほぼ同じ(70年代中盤)と思われます。
多くの曲は今回初めてCD化されたものばかり。エルフィのディープなファンですら知らない曲やアルバムがあるほどで、そんな所からは当時のエルフィのリリース・ラッシュの凄まじさを感じてしまうでしょう。しかも何れの楽曲もクォリティが高いという点に驚かされます! もちろんエルフィの艶っぽい歌声が冴えまくっていた時代の録音ですので、ファンならすべて必聴といえるでしょう。
全てのヴォーカル・ミュージック・ファンに聞いてもらいたいお勧めアルバムです!