ELENI TSALIGOPOULOU / TON FILON TA SPITIA

>★ 前作、前々作とグリーク・ロック&POP的アルバムでしたが、う〜んやっぱり受けなかったんでしょうか(当店的にはあんまり受けませんでしたが)、この新作では、アートなライカ〜トラッド路線に戻って来たエレー二・ツァリゴプールでした(それにしても、ずいぶんお痩せに…)。もちろん、POP&ROCK路線のソロを経て、メリーナ・カナとのアヴァンなムードのライヴ2CDとなった2014年の共作からこの作に繋がっただろう微妙に新しい音楽性も垣間見せなからも、やっぱりこのライカ〜トラッド路線、当然この方がしっくり!?しますね、やっぱり。
ともに40代後半のソングライターにして歌い手、コースタス・リヴァダスとギラリストでありコンポーザーのスピロス・ハジコンスタンティヌという二人の参加を要に、自らも作曲、アレンジに携わったエレーニの充実作と言えるでしょうか? もう24作目(たぶん)で、56歳女盛りの新作ですが、〜未だその瑞々しい半透明の歌声が、夜の帷を開いてくれるのでした。

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