キューバのサンティアーゴ・デ・クーバを代表するトラディショナル・ソン系バンド、セプテート・サンティアゲーロの新作!US側から結構な大御所の面々もが参加していますが、キッチリ、ドライヴ感満点のキューバン・ソン&モントゥーノに沿った出来上がりはタイトル通り “ ライス(ルーツの意)” 〜サンティアゲーロ流儀のソンを聞かせています!
ソンの本場、キューバのサンティアーゴ・デ・クーバを代表するトラディショナル・ソン系バンド、セプテート・サンティアゲーロ。第18回ラテン・グラミーのトラディショナル・トロピカル・アルバム部門にもノミネートされた、通算9作目となる2017年作です。
ペペ・サンチェスやシンド・ガライ、イグナシオ・ピニェイロ、ミゲル・マタモロス、アルセニオ・ロドリーゲスといったトローバ~ソンの偉大な先達たち、シルビオ・ロドリーゲスとパブロ・ミラネースのヌエバ・トローバ2大巨頭、エリオ・レベ、フアン・フォルメル、アダルベルト・アルバレスという現代キューバ音楽のパイオニアたちのナンバーをピックアップし、そのぶっ太いルーツ(ライース)を示しています。それにしても、現時点でソンのトップ・バンドとして、伝統的フォーマットを踏襲しつつ、ティンバ以降とも言えるような密度の濃いグルーヴ感を生み出す力量は流石の一言です。
ロス・コンパドレスに捧げた前作で共同名義となったホセ・アルベルト・“エル・カナリオ”をはじめ、ここのところキューバ以外にもコネクションを拡げたサルサ系アーティストとの交流を推し進めてきているセプテート・サンティアゲーロですが、本作ではチャーリー・アポンテ、ルベン・ブラデス&メドロ・マデーラ、チャランガ仕立てによるフアン・フォルメルのナンバーではヴァイオリンのベテラン名手アルフレード・デ・ラ・フェ、インストの10曲目ではピアニストのアルトゥーロ・オファリルが参加。さらにボーナストラックの2曲ではエル・メディコとビエハ・トローバ・サンティアゲーラでも活躍したベテランのレイナルド・クレアがヴォーカルを務めています。(サプライヤーインフォより)