マノリート・イ・ス・トラブーコのヴォーカリスト、エル・インディオの発表したファースト・ソロ・アルバムです。エル・インディオといえば、トラブーコ来日で日本にも数度来ていますが、グループ中でも一番年長で、その分一番ソン的な味わいを感じさせる歌を聞かせてくれていました。本作では、そのキューバ臭、味わいを全編でたっぷり感じさせてくれます。特にモントゥーノでのノリは、まさにキューバと言えるのもで、いつの間にか自然に聞くものを乗せてくれます。バック・バンドは、トランペットとトロンボーンを配した標準的編成ですが、こちらも徐々に厚みを増していくような錯覚を聞くものに感じさせてくれます。エンハンスド仕様にてヴィデオ・クリップが１曲収められています。パソコンにて視聴頂けます。