ポツンと在庫を見つけたのですが、誰に買い付けていただいたものやら、ウアムリアさんか、Dさんか、マルセイユのカビール青年か、その辺の皆さんに買い付けていただいたに違いはないのですが…。
ライ音楽のベースにも流れ込んでいるとされるアルジェリアの遊牧民のフォークロアに近いような気がしますが、とりあえずネット上を調べてみると、DさんがブログにUPされていました。>https://desertjazz.exblog.jp/23688535/
以下、勝手ながら参考にさせていただくと(陳謝&感謝!)、アルジェリア北東のビスクラ州ウルジャルに1923年に生まれ、十代の頃からベドウィンの民謡に興味を持っていたそう。このエル・バル・アマール、ネット上に並ぶ現地盤シングル・ジャケを見てみると、1960年代あたりからシングル録音を盛んにしていたと思われるし、1996年に亡くなったそうだが、同じくネット上の幾つかのCDジャケを見ると、本CDも含めて、晩年の70代までキッチリ歌っていたように見え、それなりに息の長い歌い手だったんだと想像されます。葦笛ガスバと、いかにも砂漠の風にも負けず遠くに響くような、芯のある長伸ばしの節まわしが、実に魅力的!