1964年生まれ、クラギ正統派の構え(脚の間にギターを挟む)から繰り出される妙技と澄んだファルセットを込んだ説得力抜群の唄声。この6年ぶりとなるソロ・アルバムは一曲以外ゲスト奏者を含まない、声とギターの完全な独奏作。12年前に自動車事故で生死の淵をさまよったというカルドーソは、序盤で人生の境界を描き出すかのようにタンゴやミロンガの様式を元にした、儚く物哀しいハーモニーを披露。フォルクローレ・ギターの奏法のみならず、フラメンコを思わせるラスゲアードやジャズのインプロヴァイズ、プリペアード・ギターを挟みながら、中盤以降ではプエンテ・セレステでみせたものに通じる、あの心地よく洗練された透き通るハーモニーを盛り込んでいます。m-4″Azul divino”に、カルドーソとデュオ名義の作品を発表しているフアン・キンテーロ(アカ・セカ・トリオ)が参加。ソフィア・ビオラらの作品を仕立てたS.S.W.エセキエル・ボーラがプロデュース。現代アルゼンチン音楽の至芸が詰まった一枚。(サプライヤーインフォより)