ドリス・エル・マルーミ、1970年モロッコ生まれのウード奏者〜マリのコラ奏者、バラケ・シソコ&マダガスカルのヴァリハ奏者、ラジェリーとともに “3MA” という弦楽器ユニットを組んでいることでも知られています。その“3MA” で、来日もあったモロッコのウード奏者にして作曲家、ドリス・エル・マルーミの2作目の新作となります(前作はまったく同じメンバーで10年前にリリースされた>こちらになります。もう、長らく伴に4者でステージを重ねているんでしょうね、まったく息のあった演奏を聞かせてくれるわけです)。ダフやダルブッカ、レクといった二人の打楽器奏者による自在なリズムと交わるウード演奏が、ゆるやかにターラブ(陶酔?)の境地へ向かって行くような演奏が並びますが、3者の演奏は、現代性も感じさせるもの。3曲で参加する落ち着きのある透明な女声も、イイ感じですねえ…。
1. Aswat
2. Sultana
3. Matar
4. Dalalat
5. Jrada
6. Nas Assabah
7. Chajar
8. Tissit
Driss El Maloumi : Oud & Vocals
Lahoucine Baqir : Daf, Darbouka, Req & backing vocals
Saïd El Maloumi : Daf, Zarb, Oudou, Cajon & backing vocals
Karima El Maloumi : Vocals