☆The Evil Genius of Highlife Music (World Wide) Releases from 1954-2002
>こちらでご紹介されています(無断リンクすみません!) やっとこさ再々入荷〜 で、まったく仰せの通り、“ハイライフ・ラヴァーなら一生もの” の5CD BOXセッであること保証します!高い値段のワリに雑な作りであることはナイジェリア盤のこと、ご容赦下さい。が、音質はまあまあ上々です。
で、Drヴィクター・オライヤ(1930-2020)といえば、ボビー・ベンソン楽団出身のトランペッターですが、1952年にはロンドン帰りのETメンサーの演奏に接し、モダーンなダンスバンド・ハイライフ・スタイルにいち早く呼応、自らの楽団クール・キャッツ(その後、インターナショナルALLスターズ)を結成しました。同じくボビー・ベンソン楽団出身のサックス奏者だった(後続の)ロイ・シカゴ率いるアラバニ・リズム・ダンディーズとともに、1950〜60年代のナイジェリア・ハイライフ・シーンを牽引した存在として知られます。加えて、ヴィクター・オライヤ楽団は、若きフェラ・クティが、そのキャリアのスタートで在籍した楽団としても有名ですよね。というわけで大物以外の何者でもないヴィクター・オライヤですが、これまで、現地ナイジェリアでさえ3枚(ぐらい?)の復刻CDしかリリースされていなかった、ということもあり、その実情というか細部というか、ヨルバ語ダンスバンド・ハイライフの真髄を体現する、その懐深い演奏はあまり知られていなかったんじゃないかと。なので、この5枚組BOX、ナイジェリア音楽ファンはもとよりオールドハイライフ・マニアの方々にも是非オススメしたいお宝!だということ、強調させていただきたいと思います。
にしても副題、「ハイライフミュージックの悪の天才」直訳、って、どーゆーことなのか?ワルなのか、オライヤ?というようなことはさて置いても、リリース “from 1954 – 2002” というところも、気になりますねえ。一般には80年代後半に引退したと思われていたオライヤです。02年録音の曲がドレなのかもわからないし、っていうか、曲に録音年表記ぐらい、つけてくれよな、と苦言を呈したいところですが、まあ、こうして、しっかりリリースされているだけでも嬉しい、ということに…。それに英文解説がちゃんと付いてます!
▽こんな感じです!って、このリンクで聞ける曲は全て収録されています。
←裏ジャケですが、
こっちが表でしょう、
フツー…