“彷徨える中年オランダ人”ディック・エル・デマシアード、クンビア&ウァイノなどの南米ツー・ビート系音楽を、ダビィかつエレクトロ、エキゾティックかつアヴァンギャルドな感覚を持って、自己流儀に再構成~換骨奪胎する逸材、というか変態、ワルツもありますが、…大いなる曲解と憧れと彷徨の果てに、南米大陸の数ある音楽の中でも最も複雑な混血性を湛えながら、最もシンプルに響いてしまう~クンビアというダンス音楽の本質に迫まろうか、どうしようか、というか、ワザと勘違いしようか、というエクスペリメンタルな確信犯的5作目、よりいっそうのオバカぶり&演劇性を巻き散らしながら、そこはかとないPOPさも醸しつつ、ついに登場です!しかし、相変わらずのこの意味不明ジャケット、なんとかならないものでしょうか。