DEREJE MASEBO / MEWEDEJAYE

エチオピア、福音派ゴスペル男子です。“VOLUME 2” とありますから2作目となるんでしょう。やや抑えた歌い口ですが、アムハラの伝統を感じさせる擦弦マシンコ使いの曲から、レゲエ・ナンバー、そして、メロウでブルージーなバラードから、タイトなエチオ・ハウス風などなど、ゴスペルとしては、かなりヴァラエティに富んだ構成です。でも、どことなく清廉な雰囲気が漂うところ、やっぱり福音派ゴスペルならでは、なんでしょうかね?
 
が、その辺はともかくとして、正直、個人的には、ほんのちょっと聴き方を切り替えてみれば、「次は、お祖母ちゃん想いの民謡大好き青年です、演歌のスターをめざして上京5年、やっと掴んだデビュー曲、軽快なリズムに乗せて歌う、ふるさとへの想い、さあ〜、歌ってもらいまショー!」みたいな、そんな風にも聞こえてフィットしてしまうような気がするのは(やや髭は濃スギですが)、ヨナ抜き音階コブシ歌謡に対する極東アジア的な偏見、というものなんでしょうか?(って、まあ、こんなカッコイイ演歌、ないですけどね、極東アジアには。って、ゴスペルですけど…)
 
1 Mewedejaye 4:01
2 Yene Bichegna 5:12
3 Bemayisharew 4:00
4 Yizhe Metahu 5:26
5 Tilik Neh 3:54
6 Kibir Yayehubh 5:35
7 Libe 5:26
8 Alaferkum 7:21
9 Wanegnaye 4:38
10 Degmo 4:18
11 Tesfaye 3:13
12 Kelay 4:34
13 Wedhalew 7:13
14 Rabkegn 5:44
15 Lela Ayiweram 3:44
16 Yelegnim 5:28
17 Menfes Kidus 7:15

 


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