ユニオンのアフロ系宗教音楽マロヤ復興のキーマンにしてのトップ・アーティスト。そしてそのマロヤを武器に反植民地主義に対して戦ってきた運動の闘士ダニエル・ワロの旧譜3種がリイシューされました。そんな経歴にして、さらに若いときからマロヤの大物フェルミン・ヴィリのグループに参加した経験があることなどもあり、彼のマロヤはとてもプリミティヴなものです。ハチロクのポリリズムが強力なパーカッション・アンサンブルとコール・アンド・リスポンスのヴォーカルを中心に展開されていきます。アフロ系パーカッションのファン、特にカリブ、ブラジルのアフロ直系音楽と親和性が感じられるので、そちらのファンの方には絶対おもしろい内容だと保証します。しかしパーカッションにもまして強力なのがメッセージを乗せて歌われるワロ自身のヴォーカルなのです。戦う音楽がここにもありました!1999年のアルバムです。(サプライヤーインホより)