Dさんのフランス買い付けアルジェリア盤CDの一枚です(感謝!)。
こちらは女性ライ歌手シャバ・ダリラの2016年最新作。「100% Live」のタイトルですが、ライヴ盤ではなく、スタジオ・ライヴ一発録り、ノー・オーバーダブという意味でしょう。キーボード奏者三人、パーカッション3人、ベースという編成で実に端正な王道ライが淡々と演奏されていきます。その上でダリラがロボ声最少限のドスの効いた声で歌い上げる。なるほど、オランの現在進行形のライの現場はこんな感じだったのか! ライが日本に紹介されてそろそろ30年が経ちますが、こうした飾り気のない生々しい音を通じて、ここで初めて見えてくるものがありますね。