かつて、プエルトリコに息づき、今や、忘れられようとしている古い演奏スタイルを、スペインから海を渡ったティプレや、ポルトガルのカヴァキーニョを元に生まれたクアトロといった弦楽器によって再現したアルバムです。
いずれも今日的ではないアレンジによるアギナルドやセイス、あるいは、ダンサやプレーナ、ヒバロ系のポルカやマズルカ、そして、クリオージョ系のパソドブレやグァラーチャといったスタイルの曲が、インストゥルメンタル主体に並びました。演奏に使われる弦楽器類は以下の通り〜ティプレ・デ・イグェラ、ティプレ・デ・ラ・モンターニャ、ティプレ・デ・ラ・コスタ、ティプレ・ドリエンテ、ティプロン、ヒバロ・ギター、古いクアトロ、現代のクアトロ、ボルドヌア、スパニッシュ・ギター等々、ジャケ写に並んでいるそれですね。
植民地時代を通じて生み出された、欧州起源のプエルトリコ音楽の断面を、理解するにはもってこいのCDかも知れません。

1    La Muñeca De Apio 4:19

2    El Primer Pecado 3:01

3    Décimas Al Tiple Puertorriqueño 3:03

4　El Tiple Puertorriqueño 4:21

5　Instrumentos Boriqueños 2:56

6　Medley Valses Tradicionales 3:07

7　El Barrilito 4:51

8　Shaira 2:52

9　No Me Toques 3:51

10　Peña De La Seda 2:43

11　Lyl 3:29

12　Museo De La Caña 3:51

13　Guaracha Para El Camino 4:12