キューバ音楽の歴史に名を残すヴォーカリスト達をエグレム社が所有する音源で振り返るアンソロジー・シリーズの新譜です。キューバ革命直後ごろから人気者になり活躍した男女デュオ・ヴォーカル=クララ・イ・マリオ。トローバ時代の雰囲気を残すボレロを奇をてらうことなく丁寧に歌って人気を掴みました。本CDは、トニー・ロイグ指揮によるオルケスタICRをバックにした1969-70年の録音とアドルフォ・ピチャルド指揮によるオルケスタ・エグレムをバックに録音した78年のアルバムから編まれています。曲は当時の人気作曲家の作の他、トローバ時代の代表的アーティスト、シンド・ガライやメキシカン・ボレロの祖グティ・カルデナスの作品も取り上げ、古き良き時代のボレーロをたっぷりと聞かせてくれます。通常CDをDVDパッケージに収めてのリリース。