☆クララ・ペーヤ / 胃
カタルーニャの異色ピアノ・ポップ・アーティストが、前作『オセアネス』に引き続き“女性”をテーマに、肉体のより内なる面に焦点を当てた、瞑想のポップネス。
●ビーンズ・レコードよりご紹介している2015年作『ミムルス』(BNSCD-8923)が各方面から好評を得え、続く2017年作『オセアネス』も注目された、カタルーニャの異色ピアニスト、クララ・ペーヤの2018年作。
●くるりの岸田繁氏も彼女の才能を高く評価し、雑誌ラティーナでは、『ミムルス』を「世界標準のポップミュージックなどありえないけど、これは自分の中ではちかいです」と評したほどでした。
●今作でもこれまでのスタイル同様、同郷カタルーニャの女性ヴォーカリストをフィーチャー。今作でピックアップしたのは、ジャズからポップスまでこなす、1991年生まれの新進の女性ヴォーカリスト、マガリー・サレ。ヴォーカル以外にもフルート、パーカッション、ピアノなども操る才女で、クラシックの素養も持ち合わせているようです。また、クララ・ペーヤ自身がラップやヴォーカルを4曲で披露しています。
●今作の原題タイトル『エストマク』とは、“ストマック(胃)”のことですが、前作『オセアネス』の“水を通して女性を表す”というテーマをさらに進め、体の内面を見つめながら、痛みや不安なども伴う深い愛を「アモール・ロマンティコ(ロマンティックな愛)」と呼び、表現しようと試みています。
●ポップ、クラシック、ジャズ、ラップ、エレクトロニカなどが合わさった、唯一無二なクララ・ペーヤの世界が、今作でも全編で繰り広げられています。(メーカーインフォより)
1. Estómac de plàstic プラスティックの胃
2. Vèncer el pols 鼓動を打つ
3. Cicatrius 傷痕
4. Cara a cara 面と向かって
5. I jo pensant そして私は思う
6. El teu refugi あなたの避難所
7. Tierra del Hielo 氷の大地
8. Circular 循環する
9. Res és tot 何もない
10. Per flotar 漂うために
11. Iceberg 氷山
12. Calma 穏やかな
13. Tard, tard 遅い、遅い