「フィーナ・エスタンパ」「ラ・フロール・デ・カネーラ(ニッケの花)」といった名曲の作者としても知られるペルーの貴婦人、ペルー独自のムシカ・クリオージャの大作曲家兼歌手のチェブーカ・グランダ。彼女が1968年にペルーのイエンプサ・レーベルに録音しながら、多分お蔵入りになっていた貴重録音が2007年にペルーでCD化~その『LO NUEVO DE CHABUCA』というタイトルで発売されたもののスペイン盤です。ギターとカホンをバックに、まるでライヴのように歌い継いでいきます。その自由な雰囲気が、彼女の他のアルバムと少し趣を異にしていますが、リラックスした歌唱といい、バックのギターの多分にジャズ的なフレーズの使用といい、ボサ・ノヴァや最近のアルゼンチンのアコースティックなミュージシャンに通じる自然体の演奏が、かなり新鮮です。以前からのペルー・ファンは勿論、最近の中米音楽ファンにも是非聞いていただきたい内容です。>こちらと同内容です。