カスカリータことオルランド・ゲーラは、ミゲリート・バルデースと共に、オルケスタ・カシーノ・デ・ラ・プラヤの黄金期を支えた歌手。特に、ペレス・プラードがピアニストとしてカシーノ・デ・ラ・プラヤで腕を振るっていた時期に、軽快かつ少しコミカルな歌い口で、プラードのトリッキーなピアノと共に音楽的に面白い相乗効果を上げ一時代を築きました。その他も、フリオ・クエバス、エルマーノス・パラウといった一流バンドなどで引っ張りだこの人気歌手として大活躍しました。その後、中南米カリブを演奏して回り続け、1975年メキシコにて55歳で亡くなってしまいました。
メキシコでも録音を残していますが、本アルバムは、メキシコのオルフェオン(ORFEON)・レーベルに残したアルバム(LP-12-377)から9曲。さらに2曲を加えた形での復刻です。バックは、メキシコの名オルケスタ、メモ・サラマンカのオルケスタが務めています。ここでもカスカリータは、潑剌とした歌を全編で繰り広げています。特にモントゥーノでの独特なノリは彼独自なモノ。オルケスタを率いるメモ・サラマンカのピアノも時折ペレス・プラードばりのトリッキーなソロを披露したりもしています。さらにこの時期のメキシコのオルケスタは、マンボっぽい曲など実にクオリティーが高いです。
盤起こし?と思われますが、音質はまずまず解像度よく仕上げています。(サプライヤーインフォより)
1. Rumba En Pueblo Nuevo (Horacio De Lastra)
2. La Bodega Del Ñato (Jesús Gue)
3. Juan Sin Traba (Felix Cárdenas)
4. Puntillita (Felix Cardenas)
5. Consuélate (Silvestre Mendez)
6. Cascarita De Limón (Pepe Delgado)
7. Merengues No (A. Castillo)
8. Mala Maña (Iván Fernández)
9. Mi Parranda (Ramón Cabrera)
10. Llegaste Tarde (Justí Barreto)
11. Baltasar Tiene Un Pollo (F. Miró, Pepe Delgado)