1986年生まれのカタルーニャの女性シンガー・ソングライター、カロラ・オルティスの2016年作。またまた、カタルーニャの地から豊かな才能を感じさせる女性アーティストの登場です。
コントラバス奏者だという父親などの影響で子どものころからジャズに親しんできたという彼女は、クラリネット/バス・クラリネットもこなし、さまざまなプロジェクトで録音にも参加してきたとのことですが、ソロ名義ではこれが初作品となります。
その音楽性は、ジャズ、ポップ、ロック、ファンク、室内楽、フラメンコ、フォルクローレ、ブラジル音楽やキューバ音楽、彼女自身が奏でるクラリネットのターキッシュ・ジプシー風な響きをはじめとする各種エスノ要素を詰め合わせつつ洗練された、近年のカタルーニャの女性アーティストたちが示してきている豊かなキャパシティを感じさせるもの。詞もスペイン語、カタルーニャ語、英語を駆使しています。
現在、彼女はアレイス・トビアスがディレクターを務めるコエトゥスのレギュラー・メンバーとしても活動しているとのことで、本作のリズムはアレイス・トビアスが担当。他にも、ジュディット・ネッデルマンのプロデュースなど担っている若手ギタリストのパウ・フィゲレスや、アヴァン寄りのジャズを展開するコントラバス奏者のジウリア・バジェなど、カタルーニャのシーンを活性化させているキー・プレイヤーが参加。シルビア・ペレス・クルースやジュディット・ネッデルマンなどがお好きな方など、要チェック・アーティストです。
(サプライヤーインフォより)