フラメンコ要素などを取り入れた1980~90年代バルセロナのニューウェイヴ系ポップ・ロック・ユニットで、ロバート・ワイアットとの共演も果たしているクラウストロフォビアの中心人物として活躍してきた、ヴォーカル&ギター(ラウーなども弾く)のペドロ・ブルエソによるプロジェクト。2005年のアルバムです。ピアノやヴァイオリンとのアコースティックなアンサンブルで奏でる、ランチェーラ、バルス(ワルツ)、アラビック、ハバネラ、ボレロ、タンゴ、フラメンコなどが入り交じった、港町ならではの情緒漂うバルセロナ風のノスタルジックな「カフェ・ミュージック」。人気女性歌手キャシー・クラレらが、曲によりゲストで参加。エネルギッシュなミクスチャー・サウンドを次々と送り出しているこの街の音楽の、セピア色をしたセンティメンタルな情感にも触れてみてください。