そしてブルノリ・サスが残ったという感じでしょうか…??(本名 ダリオ・ブルノリ)1977年生まれ、南イタリア / コゼンツァ(カンブリア州)を拠点とするカンタトゥーレ(09年にデビュー・アルバム)の5作目。フォーキーなカンタトゥーレというか(ダンテやディマルティーニョとの交友がスタンスを物語っていると思いますが)、ポスト・ロック世代のカンタトゥーレとでも言いますか、おそらく歌詞内容に意識の高さみたいなものがあるんでしょうけど(まず、自分に対してシニカルであること、そこで共感を呼んでいるということですが)、言葉もわからない極東の聴き手としてはやっぱり音に、そして、歌い口に耳が行ってしまうということはあります。
イタリア新世代最高のSSWとして、前17年作収録曲は軒並みyoutube一千万超えヒット、14年の前々作(ピアノ弾き語り中心)商品コメントで、イタリアのランディ・ニューマンになるか?なんて、口走ってしまいましたが(消しましたが)、ま、それなりにイタリア門外漢なりに、その大きな弧を空に向かって描くような地中海メロをたどる、放り投げるような発声に続く早口イタリア語たたみかけヴォイス(?)が、やっぱりイイですねえ、そこんとこに魅力を感じてしまいます。にしても、この小鳥は何?
1 Il mondo si divide 2:41
2 Capita cosi 3:21
3 Mio fratello Alessandro 3:14
4 Anche senza di no 3:54
5 La canzone che hai scritto tu 3:57
6 Al di là dell’amore 3:27
7 Bello appare il mondo 3:09
8 Benedetto sei tu 3:51
9 Per due che come noi 3:51
10 Fuori dal mondo 3:54
11 Quelli che arriveranno 4:38