1960年代にはマリのチャック・ベリーと呼ばれたそうです。が、70年代には忘れ去られ、そして80年代に至り、独特のマリアン・ブルース弾き語りで再発見/その後、90年代にはフランス中心にヨーロッパでも大きな人気を得て、ドキュメンタリー映画まで撮られるほどになりました。そんなさなかに録音された本作、そのギター弾き語り、何だかホワーンとしていてコクがありますねえ。嫌味がないし、押しつけがましさもない。ただただ、淡々とギターを弾き語る地味な作品です。ババ・ドゥラメが大きな瓢箪で作った低音打楽器、カラバシを叩いてつきそいます。待望の再発です!