BABA ZULA / ISTANBUL SOKAKLARI

★ババズーラ/イスタンブルの街並み
ターキッシュ・アンダーグラウンド・シーンを牽引してきたバンドが、タクシーム(即興演奏)をテーマにした新作を発表!
 ダブの総帥マッド・プロフェッサーとの連名でリリースした『サイケベリーダンス・ミュージック』(ライス DMR-2212)が、ここ日本でも2003年に大ヒットを記録したトルコのアンダーグラウンド・シーンの中心的存在グループ、ババズーラが、スタジオ録音としては2019年の『デリン・デリン~深化するサイケベリーダンス・ミュージック!』(ライス INR-8039)以来5年ぶりとなる新作アルバムを発表しました。
トルコのフォーク・ミュージック(=ハルク)をベースに、ターキッシュ・サイケデリア/クラウトロック/ダブワイズといったオルタナティヴな音楽のエッセンスを交えて演奏するというのが基本姿勢のババズーラ。結成は1996年で、主にエレクトリック・サズやバーラマを演奏するムラット・エルテルと、パーカッションやエレクトロニック楽器を担当するレヴェント・アクマンのふたりを中心に、ゲスト・メンバーがその都度変わる形という、いわばプロジェクトのようなスタイルで活動してきました。2007年には初来日も果たし、さらに2016年に結成20周年を迎えた彼らは、その集大成を目指した作品『XX~サイケベリーダンスの20年!』(INR-3225)を発表。その偉大なる音楽的足跡を安易な“ベスト盤”という形を取らず、別ヴァージョンやリミックス音源などで表現したその2枚組は、現在もっとも刺激的なワールド・ミュージック・レーベルとして知られるドイツの“Glitterbeat”から発表され、以後スタジオ録音作品は同レーベルからリリースされるようになりました。
そしてそのGlitterbeatからの3作目となった本作では、ヒプノティックなジャム・バンドとしての彼らの真骨頂が詰まった内容となりました。本作ではトルコ伝統音楽の現代化を追求する中で、タクシームというトルコ古典音楽の重要な要素に特に注目しています。タクシームはインドのラーガに似たもので、通常はラーガの序盤で行われる即興演奏のことを意味しています。ムラット曰く「20世紀初頭、タクシームはトルコ文化で非常に人気があったが、この伝統は徐々に消えていった。私はそのアイデアに着目し、このアルバムの中で使いたいと思ったんだ」。具体的には伝統的にはタクシームを演奏する際に大切なルート音をアクースティック楽器からシンセサイザーに置き換えることを模索し、タクシームの未来を目指しているそうです。その一方で政治的/社会的な問題に着目した楽曲や、イスタンブルの駅のアナウンスやバザールの雑踏などの効果音を取り入れた風情溢れるトラックなど、軽妙なジャム・バンドらしいフットワークの軽さも感じさせてくれるあたりは、これまでの彼ららしさといえる部分です。
ムラットのサズが醸し出すイスタンブル情緒と、エレクトロニック・サウンドが作り出す先進性の融合は新たなステージへと進みました。そんな進化するババズーラを是非本作でご堪能ください。
(日本語による説明をつけた帯を商品に添付)
〜サプライヤーインフォより

1. Istanbul Express Divan Taksim
2. Arsz Saksagan (Cheeky Magpie)
3. Cars Pazar Baglama Taksimi
4. Yok Haddi Yok Hesab (No Limit No Calculation)
5. Bosphorus Cura Taksim
6. Pisi Pisi Halay
7. Yapraklarn Arasndan (In Between the Leaves)
8. Guzel Bahce Taksimi (Beautiful Garden Taksim)


▽ Nourahさん!

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