アサラは〈アラブ文化の古層〉シリアが生んだ現在最高の女性歌手。首都ダマスカスで1965年に生まれた彼女は90年代になってからその名が広く知られるようになり、現在はアラブ・ナンバーワンのレコード会社ロターナの看板歌手として大いに活躍している。そんな彼女が2007年にリリースしたこれは、俗に〈湾岸スタイル〉と呼ばれるペルシャ湾岸諸国で盛んなポップ・スタイルで作られた作品。湾岸スタイルならではの微妙にヨレた感じのリズム・アレンジをバックに、深めのコブシを伴ったヴォーカルを妖艶に聴かせる。(サプライヤーインフォより)
シリア出身の中堅美人歌手=アサラ/ロターナからの新作です。冒頭、ミディアム・スローな湾岸ビート・ナンバーが秀逸!ややハスキー、ユラユラと揺れるメリスマが大人の色気につながって、コレはイイ!オヤジ殺しですねえ…?全編、湾岸カラーがそこはかとなく漂うバックで、最近の傾向でしょう、やっぱり、ミディアム&スローなナンバーを綴った、歌い込み系のアルバムになっています。充実していますよ。(正直、前作はイマイチっぽかったんですが、コレはイイ!)