ANGELIQUE KIDJO / CELIA

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トーキング・ヘッズに続いて、仏デッカに移籍したアンジェリック・キジョの新譜は、なんともセリア・クルースのカヴァー集でしたよ、興味津津ですねえ。今年58歳のアンジェリック・キジョ、何んだか我々ロートル、ワールド・ミュージック・ファンと指向性がかぶってる?というか、趣味が似てますねえ…?? パリで大学生だった頃にワールド・ミュージックの洗礼を受けたんでしょうね、きっと。
そんな親近感を持って聴いてみた中では、やっぱり、サンテリアの故郷、ナイジェリア〜ベニンのヨルバに繋がる出自を持つベニン生まれのキジョだけに、”Yemaya” “Elegua” といったサンテリア系セリア・ナンバーのカヴァーはなかなか堂に入っていました。打楽器リズムに密着するような歌声がセリアに被って聞こえるところもあります。ほか印象に残るのは、バック全面参加のドラマー、トニー・アレンと、キジョと同郷ベニンのブラス&打楽器〜クンべ・ブラスバンドのコンビネーションにも注目でしょうか? 何だか期せずしてニューオーリンズのセカンドラインみたいで、ソレはソレでカッコイイわけです(ま、セリア解釈はからはちょっと離れてしまう感、なきにしもあらずですが)。ともあれ、全体として、セリアが身につけていたキューバならではの混血性溢れる歌謡感覚は望むべくもないとしても(セリアは特別な存在ですから)、セリアのアフロ・キューバン的側面の解釈は、いかにもキジョらしいヴァイタルな感覚が横溢、聴き応えあります。で、お約束、“アスーカ!”の一声も、ちゃんと聞けましたよ、ハイ。それにジャケもイイじゃないですか!>☆

1.Cucala
2.La Vida Es Un Carnaval
3.Sahara
4.Baila Yemaya
5.Toro Mata
6.Elegua
7.Quimbara
8.Bemba Colora
9.Oya Diosa
10.Yemaya

Bass – Me’Shell Ndegé Ocello
Design – Paul Ritter
Drums – Tony Allen
Horns, Bells – Gangbé Brass Band
Performer – Sons Of Kemet
Producer, Arranged By – David Donatien
Tenor Saxophone – Shabaka Hutchings
Vocals, Guitar – Angélique Kidjo

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