イスパニョーラ島ドミニカのダンス・リズムとして知られるメレンゲに、ポピュラー音楽の体裁を与えたアコーディオン奏者 / バンド・リーダー、アンヘル・ビローリアの1950年代録音集~アコの音色とサックスのフレーズが、メレンゲ・リズムを彩り、ホセイート・マテオほかのヴォーカル陣がダンスを煽り、島の情感を伝えます。同じイスパニョーラ島のハイチ音楽に先行し、コンパ/カダンス・ランパ等の成立に大きな影響を与えたビローリアのメレンゲ、最近はちょっと過小評価気味ですから、この再発/再プレスCDの登場、喜びたいと思います。