アナスタシア・ムツァッツウ〜(1961−)ペロポネソス半島の南端、ベラディニア生まれピレウスで育ち、1982年ピアノバーで歌い始めた女性歌手、初めはレベーティカを歌っていたそうですが、その澄んだ歌声からニシオーティカ(島唄、彼女の場合はキクラデス諸島の島唄)やエデフノ(いわゆるアート・ソング)、そして、もちろんライカを歌うことに…。
本作は、前作 08年作から、なんと、12年ぶりとなる自己名義アルバム2020年新作、92年のデビューから通算9作目で、アルバム・タイトルは『過去から、そして未来から』、抒情派とされる女流作詞家、ウラニア・パッテリによる詩を歌ったアルバムとなります。そして作曲編曲は、ニコス・クシダキス、ヨルゴス・アンドレウスというライカ〜エデフノ系ヴェテラン、やはりヴェテラン、歌い手であり作曲家でもあるパデリス・サラシノスやフリストス・シベイウ、元テルミテスのグリーク・ロック系ソングライター、ギタリストのラヴレディス・マハイリツァス、あるいは、ナターサ・ボフィリウと組んでいる作曲家でありピアニスト、セミス・カラムラティディス、そして女流作曲家であり歌い手、ピアニストのエフティヒア・ミトリツァほか、アナスタシアの人脈を披露するかたちで、豪華な音楽家たちが集いました。編曲演奏、コーラスも上記音楽家達がつとめます。
さすが11年ぶり、気合入ってますねえ、と言いたいところですが、非常に豪華な複数コンポーザーズ・アルバムでありながら、さり気なく、気負いもない、淡々としたところはアナスタシアならでは、トラッドもライカもフォーキーも、それぞれ粒ぞろいの曲群をサラッと聞かせて余韻を引くイイ作品じゃないですか…。
さすが11年ぶり、気合入ってますねえ、と言いたいところですが、非常に豪華な複数コンポーザーズ・アルバムでありながら、さり気なく、気負いもない、淡々としたところはアナスタシアならでは、トラッドもライカもフォーキーも、それぞれ粒ぞろいの曲群をサラッと聞かせて余韻を引くイイ作品じゃないですか…。
1 Η Ροδιά 3:22
2 Στο Σώμα Σου Ταξίδεψα -feat. Hrístos Thivaíos
3 Απ΄ Το Μέλλον Και Το Παρελθόν 2:54
4 Κάρβουνα 3:31
5 Οι Μεγάλεςοι Έρωτες -feat. Thémis Karamouratídis 3:39
6 32 Του Μηνός 3:51
7 Αλάτι Και Νερό -feat. Pantelís Thalassinós 3:15
8 Ματιά Ρεμπέτικη 3:13
9 Βαλεριάνα 3:53