ケルト音楽の名盤が誕生、絶品の「ヴォーカル&アイリッシュ・ハープ」透明感溢れる歌声、美しい旋律のハープ。チーフタンズの音楽遺産を受け継ぎ、正統派のケルト音楽の魅力を凝縮したアルバムです。「ハープの調べと歌の美しい混合、魔法のようなデュオ。ケルト伝統音楽の様々な領域を網羅した素晴らしき作品!」by パディ・モローニ(ザ・チーフタンズ)
1 Crazyman Michael 3:48
2 Chicago Rain 4:51
3 Breisleach (Delirium) 3:12
4 The Sea Is So Huge 3:43
5 An T-Iarla Diurach (The Earl Of Jura) 3:53
6 One In A Million 8:44
7 The Mason’s Apron 5:15
8 Mar A Tha (The Way It Is) 4:28
9 Uamh an Oirr (The Cave Of Gold) 3:39
10 As Long As You Remember Me 4:30
11 The Saw Set (Mouth Music) 3:29
▽参考
透明感溢れる歌声、美しい旋律のハープ。チーフタンズのツアーに同行する中で、彼らの音楽遺伝子を受け継ぎ、吸収して育まれた正統派のケルト音楽。優秀なソロ・ミュージシャンとしても活躍する、アリス(ヴォーカル)とトリーナ(ハープ)によるデュオ。
■アリス・マコーマック(ヴォーカル)
Alyth McCormack
スコットランド北西部の海岸沖にあるルイス島の出身。アウター・ヘブリディーズ諸島最大の島で、住民の多数がスコットランド・ゲール語を話すというケルト文化が色濃く残る土地である。アリスは若い頃から歌の才能を発揮し、その伝統音楽の素養に加え、グラスゴーのRSAMD(スコットランド音楽演劇院)でクラシックの声楽と演劇を勉強して表現の幅を広げた。98年以降は女優として活動。02年に最初のソロ・アルバム『An Iomall (The Edge)』を発表する。全曲ゲール語で歌った伝統歌をプログラミングしたリズム・トラックやジャズぽい伴奏とミックスさせた現代的で優れたケルティック・アルバムで、トラッド/フォークの枠を超えて、ビョークあたりと比較する批評もあったほど。09年にアリス名義の2作目『People Like Me』を発表。2011年12月にザ・ステップクルーのメンバーとして来日する。
■トリーナ・マーシャル(ハープ)
Triona Marshall
アイルランド中部レーイシュ州ポートリーシェの出身。3歳からピアノ、7歳からクラシック・ハープの教育を受ける。RTEコンサート・オーケストラの第一ハープ奏者を5年間務め、2003年からチーフタンズに参加。チーフタンズではアイリッシュ・ハープのみを弾くが、故デレク・ベルと同じく、クラシックからの転向組ということになる。2007年にハープだけのソロ・アルバム『アイリッシュ・ハープ』をリリース。また、チーフタンズのツアー・メンバーであるピラツキ兄弟らとトレッドというバンドを組み、07年に『ライブ・フロム・マット・モロイズ』を発表している。2007年にチーフタンズ、トレッドのメンバーとして来日した。