←こちら、入手困難だったワンラヴ制作スティヴォー・アタンビレのガーナ盤CDRアルバムが、 “アロストメン” というグループ名義でUKストラットからリリースされました。が、その際、オリジナル作から6曲が削られ(オリジナルは1時間10分長尺の収録で、ちょっと長過ぎかな?と思ったのも確か)、加えて2曲新ミックスで加えられ(オリジナル・ヴァージョンもラストに2曲収録)、アルバムとしては確かにシェイプアップしてキリッとした感があるかと思います(ただし、伝統的なコロゴ弾き語り曲ばかりがカットされてしまったのは、ちょっと残念…)。なので、キング・アイソバ以降のコロゴ音楽シーンを担う人材、ガーナ盤のスティヴォー・アタンビレのデビュー作を入手しそこなってしまったという方、この “アロストメン” 名義のUK盤で、お買い求め下さい!
以下、“STEVO ATAMBIRE / TEACH ME” の3年前の紹介文より〜
ガーナ北部のフラ・フラ人に伝わる2弦のリュート型楽器、コロゴを弾き語る若手、スティヴォー・アタンビレ(キング・アイソバの現地録音にも参加している模様〜で、アイソバも認める実力派!)、ダウンロードのみリリースが圧倒的に多いガーナ音楽なれど、ちゃんと現地盤にて最近リリースされたそう〜名刺代わりのCDR盤だそうですが、音質問題ナシ、イイ音です。で、先般来日していたというラッパー、DJ、ビートメイカーの “ワンラヴ” プロデュース作品。
缶から三線ならぬ缶からコロゴ弾き語りスティヴォー・アタンビレ本人音楽性も、瑞々しく若々しい感覚で、コロゴ・ミュージックのツボを押さえたナカナカの才能&音楽的身体性の持ち主と聞こえるし、何といっても些少雑味ある中高音域の強靭な歌声が、魅力的です。曲により緩急変化あるペンペンと乾いた弦音が生む変拍子ビートを軸に、ワンラヴがラップ披露のファンキーな冒頭、ダビィな太いベース音が加わる曲や瓢箪打楽器のカラヴァッシュやトーキング・ドラムが叩かれる曲、擦弦やフルート、或いは打ち込みもあればロボ声もあり、民謡的なコーラスを聞かせもします。加えて、なんと”ビッグ・ボス” ブレイ・アンボリーも参加!いつものあの大人の男のラップというかトークというかヴァン・マッコイというか、アンボリー節もバッチリ聞けます。しかもブラス入りコロゴFUNKスタイルをバックに!というわけで、フラフラもアシャンティもファンティも横断したアルバムということで、@shokolalife さんによれば、そーゆーミュージックシーンがアクラに出来上がっているそうですよ、今後とも楽しみですねえ!
1.Alostmen feat. Wanlov the Kubolor – Kologo 04:19
2.Alostmen feat. Villy – Teach Me 03:48
3. Alostmen feat. Yaa Pono – Fauziah 03:10
4. Alostmen feat. Ambolley – Minus Me 04:17
5.Alostmen feat. Medikal – Do Good 03:37
6.Bayiti 05:16
7.Alostmen feat. Eli Muzik – Carry Me Go 03:50
8.Tanga 04:50
9.Killer Fear Die 04:00
10.Lorogo 03:17
11.Atubga 03:23
12.Baba 03:03
13.Teach Me (Original Ghana Mix) 04:14
14.Alostmen feat. Ambolley – Minus Me (Original Ghana Mix) 03:42