エジプトのアレクサンドリアで外科医だった父のもとに1954年に生まれたそう(ちなみにハリス・アレクシウが1950年生まれ、ディミトラ・ガラーニが1952年生まれ)。60年代はじめにアテネへ家族とともに移住、十代の頃は陸上選手だったそうですが(21世紀に入ってのアテネ五輪では聖火ランナー)、そういう感じ、ご容姿にも反映されていて、そのシェイプアップされた印象は、当店周辺の熟年男性ギリシャ音楽ファンのあいだでは今一つ受けなかった理由になっているのかも? それに、たいていジャケットでは歯を見せて笑ってますからね。どこか、そこはかとないもの、センシティヴなものをギリシャ女性歌手に求めてしまいがちな自分にしたって、そう聴いてこなかったというのが正直なところ。が、先だって、たまたま、片目に貝殻をつけて手招きしている訳わかんないジャケの、やっぱり、ちゃんと聴いてなかったのか、忘れてしまったのか、1993年作本アルバムの表題曲、以下 youtube リンクに出会って、目から貝殻が落ちましたよ(?)。ちゃんと聴いてみれば、時に、どこか、そこはかとないもの、センシティヴのカタマリのような歌を聞かせるアルキスティス・プロトプサルティでした。
1 Δερβίσης 5:06
2 Ανθρώπων Έργα 4:59
3 Τα Λαϊκά 3:47
4 Κάστρο 4:36
5 Υπερωκεάνιο 4:22
6 Γάτος 4:50
7 Τα 2 Παλτά 3:20
8 Η Δουλειά 3:55
9 Το Σίδερο 3:48
10 Βράχος 3:58
11 Αράχνη 3:42
*再生には問題ありませんが、盤面に細かくコスレのある中古盤で在庫あります。¥1800