1999年にユネスコ音楽賞を受賞し、2007年にNHKの「新・シルクロード/激動の大地を行く」テーマソングでその素晴らしい歌声を日本にも知らしめて、翌08年には来日も果たした、アゼルバイジャンのカリスマ歌手アリム・ガスモフ。ウード奏者ラビ・アブ=カリルのバックなども務めてきたフランスのジャズ/インプロ/クラシカル系チューバ/セルパン奏者ミシェル・ゴダール(本作ではチューバは吹かず一部ベースを担当)。2人の経験豊富な音楽家の双頭ユニットによる2018年作です。ジャズ・ピアニストのサルマン・ガンバロフ、ケマンチェ(擦絃楽器)奏者ラウフ・イスラモフと、いずれもアゼルバイジャンの実力派ミュージシャンを従えての録音。喉を細かく振るわせながらコブシを回す歌唱法タハリールを多用した古典声楽ムガームで鍛え抜かれた歌声。ミシェル・ゴダールのセルバンのくぐもった色彩感。即興性に裏打ちされた、まさに「覚醒」を促すサウンドです。ヴォーカル・チューンのみならず、ミシェル・ゴダールと、透明感あるタッチのピアノや、東方的な音を紡ぐケマンチェとのインスト曲も素晴らしい。(サプライヤーインフォより)
1. Doyme Karami
2. Dunya Mardlar Dunyasi
3. Si dolce é’l tormento
4. Awakening / Aylar otur il dolanir
5. Kimler geldi kimler getdi
6. Moving forward
7. For Alim
8. Mansuriyya
9. Trace of Grace