★アレハンドロ・バルガス、カメラータ・エヘリア、ロサ・セドロン / ハバナのチャネー
ガリシアとキューバを繋ぐ音楽の旅!19世紀末から20世紀初頭に活躍したガリシア出身の音楽家ホセ・カストロ・”チャネー”。彼の死後100年を記念してその作品をキューバ人ピアニスト、アレハンドロ・バルガスが弦楽楽団と元ルアル・ナ・ルブレの女性歌手、ロサ・セドロンと贈る珠玉のアルバムが登場!
●チャネーことホセ・カストロ・ゴンサーレス(1856-1917)は、ガリシアのサンティアゴ・デ・コンポステーラ生まれで、その後キューバで暮らしたギター&チターの名手/作曲家で、現在もガリシア音楽史の中で最も重要なひとりです。
●チェネーは、スペインのマヌエル・デ・ファリャ、キューバのエルネスト・レクオーナ、U.S.A.のルイス・モロー・ゴットシャルクといった、19世紀後半から20世紀初頭に掛けヨーロッパ、中南米カリブに出現した“国民楽派”に属する音楽家。本作で演奏されている楽曲も、キューバやガリシアの民俗音楽を取り入れ独自に昇華した作品です。
●アレハンドロ・バルガスは、1980年オルギン生まれのキューバ人ピアニスト/コンポーザー。2001年にキューバのジャズ系プレイヤーの登竜門となっているコンクール「Jo Jazz(ホー・ジャズ)」で第1位を獲得。07年のデビュー作『トラピチェ』が、キューバのグラミー賞的なクバディスコで最優秀ジャズ作品に選出され、2013年にも特別賞を授与された俊英です。09年にキューバとスペインのガリシアを結ぶプロジェクトの音楽監督として、ガリシアに渡り、以降もこの地を拠点として活動しています。
●本作は、コントラバス、ドラムス、パーカッション、トランペットとのクインテットに、弦楽楽団のカメラータ・エヘリアを加え、さらにルアール・ナ・ルブレでの活躍でも知られる女性シンガーのロサ・セドロンをフィーチャー。チャネーのマルチ・カルチュラルな作品を現代に照らし合わせ、キューバのボレロやアフロ、チャチャチャ、グアヒーラ、さらにガリシアの舞曲ムイニェイラのスタイルなどを取り入れ大胆に演奏。さらにジャジーなテイストとウィズ・ストリングスによるリリカルで洗練されたアレンジも秀逸です。ロサ・セドロンのさらりとした歌声を交え、フィーリン的感覚も備えています。劇場でのライヴ録音ですが、拍手などはオミットされています。
●葉巻ケースを思わせるノスタルジックなコロニアル調の紙ボックス・ケース仕様です。(メーカーインフォより)
1. A Foliada (Muiñeira-Afro) ア・フォリアーダ – 7:35
2. Gaiteiriño Pasa (Bolero-Morna) ガイテリーニョ・パサ – 4:50
3. Os Teus Ollos (Bolero) 君の瞳 – 6:16
4. Luisa (Balada) ルイサ – 7:31
5. Com’as Frores (Macuta-Afro) 花はどうして – 3:31
6. Alalá (Afro) アララー – 6:29
7. Primeira Pedra (Guajira) 最初の石 – 6:06
8. Cantiga (Cha Cha Cha) カンティーガ – 5:11
9. Tangaraños (Conga Santiaguera) タンガラニョス – 10:38
10. Un Adiós A Mariquiña (Bolero-Congo) マリキーニャにさようなら – 7:18
11. Soledades (Merengue) ソレダーデス – 4:11
12. Balada Inédita (Habanera) バラーダ・イネディタ – 3:54