ルベルト・サヤスは、1908年マタンサス生まれで、セステート・アバネーロで活躍していたこともありますが、あのキューバ屈指の文化人類学者フェルナンド・オルティスなどと共にアフロ・キューバの文化を広く紹介するなどしてきた、“エルメロディオーソ”の愛称で知られるルンバの伝説的ミュージシャンです。本作は、彼が1957年に録音したルンバの初期名盤。もともとはSP盤やシングル盤で発売されていたものを集めて組まれたアルバムだと思われますが、冒頭に収録されたサヤスのオリジナルのグアグアンコー「エル・ビベ・ビエン」などルンバの初期商業録音の名演ということが出来ます。ソロ歌手にはロベルト・マサと、名歌手カルロス・エンバーレ参加曲も。トゥンバオ・レーベルから以前復刻されたサヤスの録音集(現在廃盤)の前半11曲+1曲に相当し、エグレムのアンソロジー盤『ラ・ルンバ・デ・マタンサス・ア・ラ・アバナ』とは、何曲か重複します。
CD-Rでの復刻ですが、音質は良好です。ジャケット・デザインは、キューバ盤オリジナル・アルバムのデザインをそのまま使っていますが、最高ですね。(サプライヤーインフォより)
*最近のルンバ(アフロ系)は苦手だけど、この頃のルンバは歌がいいよね、特にコロ(コーラス)、柔らかくって、と、故・中村とうようようさんもよく言ってらっしゃいました。
1. EL VIVE BIEN
2. QUE ME CRITIQUEN
3. LA CHINA LINDA
4. EL YAMBU DE LOS BARRIOS
5. YA NO TENGO AMIGOS
6. TATA PERICO
7. SE CORRIO LA COCINERA
8. A MI NO ME TOCAN CAMPANA,NO
9. ERA UNA GRAN SENORA
10. UNA RUMBA EN LA BODEGA
11. LA CHAPALERA
12. CONGO MULENZE